中日は1日のロッテ戦(バンテリン)で1ー0と零封勝ちで3連勝。最大7もあった借金は2まで減り、交流戦で5勝1敗1分けと首位を走っている。
勝利の立役者は先発の柳だ。9回1安打無失点、8奪三振で二塁を踏ませない完封劇で今季5勝目をマーク。次世代を担う小笠原とともに、これまで勝っても厳しいことしか言わなかった与田監督だが、この日は「シーズンが終わるまでまだ長いですけど。今まで褒めてないけど、よく頑張ったと言いたい」と相好を崩した。
ところが、打線については厳しい表情となった指揮官。初回に三ツ俣、福田の連続二塁打で1点を先制したが、2回以降はスコアボートに0が並び、無得点だったことに「次の1点を早く取らないといけない展開。それを柳が嫌な空気を払拭してくれたけど、その点を取ることに関してはみんなで反省しないといけない」と戒める。
交流戦では2位・DeNAに1ゲーム差をつけて単独首位に立っており、好調をキープしているが「いやいや、それはもう、勝ちはうれしいですけど、シーズンの順位(リーグ4位)を上げていかなくてはいけないので、そこはみんなで、しっかり反省しながら戦っていかないといけない」と反省の文字を繰り返した。