花角知事 東京五輪聖火リレー「みんなで楽しめるリレーに」 感染症対策求める

 県内で4、5の両日行われる東京2020オリンピック聖火リレーを前に、花角英世知事は2日の記者会見で「(聖火ランナーは)一人一人、いろいろな思いを込めて走ると思う。(リレーを)ご覧になる県民一人一人にも、さまざまな思いが湧き起こると思う。みんなで楽しめるリレーになってほしい」と願った。

 本県を走る聖火ランナーは174人。4日の糸魚川市、上越市をはじめ5日までの2日間にわたり、14市町村でリレーされる。

 糸魚川市では4日午前9時5分に糸魚川市役所を出発、駅北大火からの復興が進む市街地を通り、同9時38分に糸魚川駅日本海口に到着。上越市では同日午前11時15分に上越市立春日小前を出発して謙信公大通りを進み、同11時48分にリージョンプラザ上越に到着する。距離はともに約2・6キロ、13区間。

 糸魚川市では出発式、上越市では到着時のミニセレブレーションが予定されており、花角知事は糸魚川市での出発式に参加予定。

 新型コロナウイルス感染防止対策として、県では自宅などからのインターネット中継視聴を推奨。沿道での観覧の際は「マスクを必ず着用」「応援は大声を出さず拍手などで」「前後左右適切な距離の確保」などを呼び掛けている。

 花角知事は「聖火リレーを楽しみにされている方は大勢いると思うが、残念ながら県内はまだまだ(同感染症の)終息という状況ではない。しっかりと感染防止対策を」と注意喚起した。

記者会見で聖火リレーなどについて話す花角知事(2日)

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