Wソックス・ラルーサ監督 歴代単独2位の通算2764勝

【タイガース0-3ホワイトソックス】@ギャランティードレイト・フィールド

ホワイトソックスは先発のディラン・シースが7回5安打10奪三振無失点と好投し、3投手による継投でタイガースに3対0で完封勝利。ホワイトソックスのトニー・ラルーサ監督にとって、これが通算2764個目の白星となり、ジョン・マグローを抜いて歴代単独2位に浮上した。歴代1位の3731勝を記録しているコニー・マックは、それを上回る3948敗を喫しており、通算勝率5割以上の監督としてはラルーサが歴代最多勝ということになる。

ホワイトソックスは2回裏一死からアダム・イートンが三塁打を放ってチャンスメイクし、アンドリュー・ボーンのタイムリーで先制。さらに二死2・3塁からティム・アンダーソンの2点タイムリーでリードを3点に広げた。その後、追加点を奪うことはできなかったが、シースが7イニング、アーロン・バマーとリアム・ヘンドリックスが各1イニングを無失点に抑え、3投手による完封リレーが完成。シースが4勝目(2敗)、ヘンドリックスはリーグトップの15セーブ目をマークした。

ラルーサが監督としてのキャリアをスタートしたのは1979年ホワイトソックス、34歳のときだった。そこからアスレチックス、カージナルスと途切れることなく2011年まで監督を務め、6度のリーグ優勝と3度のワールドシリーズ制覇を達成。最優秀監督賞を歴代最多タイの4度受賞し、2014年にはアメリカ野球殿堂入りも果たした。76歳で10年ぶりの現場復帰となった今季は「野球観の古さ」を懸念されながらも36勝23敗の好成績。名将の手腕は今もなお健在だ。

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