【RIZIN】ベイノワ “二足のわらじ”も芸人収入ゼロで「ほぼ専業格闘家。その強さを見せたい」

オンラインで練習を公開した“ブラックパンサー”ベイノア

格闘技イベント「RIZIN.28」(13日、東京ドーム)で総合格闘技(MMA)デビューする“ブラックパンサー”ベイノア(25)が空手道を貫く。

9日にオンラインで練習を公開し、ミット打ちで動きを確認。極真会館所属としてこれまでRISEウエルター級王者などの実績を残し、MMAに初参戦する。いきなりの大会場でのオープニングを務めるが「1試合目から火をつけられると同時に、会場が自分の試合で爆発してしまい他の選手にご迷惑がかからないかと心配している」と強気だ。

さらに空手の打撃練習を披露したのみで「これが自分の動きのすべて」と豪語。具体的なMMAの練習を問われても「極真を始めた当初よりやっている。でも空手を信じてここまでやってきた。総合格闘技でも空手が通用すると信じてやっている」と空手一本で臨む決意だ。

対戦相手の元DEEPフェザー級王者・弥益ドミネーター聡志(31)は打撃、寝技で高いレベルを持っているが「知的で何でもできる選手。だが自分はフィニッシュに一撃必殺のパンサーキックを用意しています」と予告。

自身はお笑い芸人、弥益はサラリーマンと互いに二足のわらじを履くため「芸人対サラリーマン」と見る向きもある中「固定給がある弥益選手と比べて、今年の芸人としての収入はゼロの私にとってはほぼ専業格闘家。その強さを見せたい」と弥益との決定的な差を示し、必勝を期した。

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