乃木坂46・久保史緒里、初主演の連ドラ「クロシンリ」を完走!「やっとスタートラインに立つことができた」

関西テレビ・BSフジ共同制作の連続ドラマ「クロシンリ 彼女が教える禁断の心理術」(関西テレビ=木曜深夜0:25、BSフジ=土曜深夜0:30)が、いよいよ最終回を迎える(関西テレビは6月10日、BSフジは6月19日)。クライマックスを目前に控え、主演を務める乃木坂46・久保史緒里がこれまでの撮影を振り返りつつ、見どころを語った。

ドラマは、“ブラック心理術”を巧みに利用し、相手の心を翻弄(ほんろう)するミステリアスな女性・クロノサキにもてあそばれる人々をブラックユーモア満載に描く痛快サスペンスドラマ。連ドラ初主演の久保が、巧みに他人を操るドSで毒舌のサキを演じる。前回放送された第7話では、自分を意のままに支配しようとする母・利加子(宍戸美和公)の横暴に、ついに正人(森永悠希)がブチ切れる。正人と利加子が険悪な中、正人は訪れた公園で恋い焦がれていた女性・ヒカリ(畦田ひとみ)に出会うという内容だった。最終回では、奇跡のような出会いに運命を感じた正人は、父親の暴力から逃げてきたというヒカリを守るため、実家を出て一緒に暮らそうと決意。だが、銀行口座を利加子に管理されて金が自由に使えず、なかなか実行に移せずにいた。そんな正人にヒカリは意外なことを言い出す。

久保は「今回、親子間での悩みがテーマになっているのですが、一番皆さんにとって身近な問題が描かれていると思うので、共感できる部分が多いと思います。サキが、親子の問題に介入することによって生じるねじれが、これまでのストーリーに比べてかなり大きいなという感覚です。サキが生き生きと、すごく楽しそうに相手を操っているので、そこもしっかりと注目してほしい」と見どころに挙げる。

毒親に支配される医師を演じた森永は「1人の人間が、ささいなことからどんどんいろいろなものを崩壊させていき、そして最後には自分も崩壊してしまうというストーリーで、見応えがあると思います。使い方さえ誤らなければ、ビジネスの場面などでも使える心理術がたくさん出てくると思うので、正人くんみたいにならないように注意していただきながら(笑)、ドラマを見て学んでいただきたいです」とアピール。

さらに、久保との共演については「今回初めてご一緒したのですが、僕が出演させていただいた第4章(第7・8話)だけでも、すごく説明ゼリフの量が多く、かつ、タイトなスケジュールでの撮影でした。説明ゼリフはなかなか覚えづらくて大変だったと思うのですが、ほとんどかむことなく演じられていた姿が、素晴らしかったです」と絶賛した。

そして、久保はドラマ全編の撮影に関して「ドラマの現場に1カ月しっかりと入らせてもらうのが初めてで、そもそもドラマ撮影の進み方すら知らなかったので、新しい発見がたくさんありました。この『クロシンリ』の現場は、本当に皆さんが優しくて温かくて、何度も救われました。この現場を終えて、私はドラマや映像のお芝居をまたやりたい、と思うことができました。私にとって勉強の場でもあり、きっかけともなった大事な場所です。普段何かあっても“成長できました”って言えない人間なんですけど、今回ばかりは、ずっとほしかったけれどからっぽだった知識が積み上がっていった感覚があって、成長できたんだなと思います。やっとスタートラインに立つことができたような気がします!」と成長を実感している。

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