12日から高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会 3チーム合併・新生直江津が県大会へ 本県開催の全国大会目指す

 第41回高円宮賜杯全日本学童軟式野球大会(マクドナルド・トーナメント)の新潟県大会に、本年度新設された直江津ジュニアベースボールクラブ(JBC、上越市)が出場する。本県で行われる全国大会出場と県大会優勝を目指している。

 県大会は12、13の両日、新潟市のハードオフエコスタジアム新潟で行われる。各地区代表の8チームがトーナメントで競う。全国大会出場を争う1回戦は同地区同士の組み合わせとされ、直江津JBCは新井ジュニア(妙高市)と対戦する。

 直江津JBCは、直江津ガンバーズと直江津南サザンクロス、谷浜ブルーサンダースの3チームが休部という形を取って合併し、新チームとして本年度設立された。現在小学生36人が在籍している。

 上越市・妙高市予選(上越タイムス旗争奪大会)で3位となり、その後の上越支部大会を勝ち抜き、1年目で出場権を獲得した。左右の投手陣と強力打線が売り物だ。

 嶋田柊主将(直江津小6年)は「合併した年に県大会に行けてうれしい。一つになり、強くなった。全国に行ける権利を目指して、全力で戦いたい」と意欲を見せた。新井には上越タイムス旗大会準決勝で敗れているだけに、雪辱を誓った。

 指揮を執る小山隆幸監督(45)は「大好きな野球で大好きな子どもたちと、いけるところまでいきたい。上越地区の代表として頑張りたい」と話した。ベンチにはコーチ2人と、直江津ガンバーズで監督だった笠原徹部長(63)の指導者計4人が入る。

 「小学生の甲子園」といわれる8月の全国大会は例年都内で行われてきたが、今年は東京五輪などに伴い新潟市内で8月16日から行われる。開催地枠により、本県ベスト4の4チームが進出できる。

広い球場での県大会を見据え、くびき球場で練習する直江津JBCのメンバー(8日夕)

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