広島・鈴木誠の復活の一発も7連敗で交流戦最下位が決定

8回に8号ソロを放った鈴木誠

広島・鈴木誠也外野手(26)に待望の一発が飛び出した。13日のオリックス戦(京セラドーム)の8回、オリックス3番手・富山のストレートをバックスクリーンに運ぶ5月3日以来となる8号ソロ。コロナ感染による離脱から8日に復帰し、6試合目で復活の一撃を見せつけた。

先発の高橋昂が3回途中でKOされ、終盤まで4―8と劣勢の展開。8回に鈴木誠の一発と9回の土壇場で菊池涼の適時打、打撃好調の小園の2点適時打で同点に追いつくが、最後はルーキー守護神・栗林がT―岡田にサヨナラ打を許し、8―9と力尽きた。栗林の連続無失点は22試合でストップした。

オリックスに3タテされ、引き分けを挟んで今季ワースト7連敗。交流戦最下位が決まり、借金は12に膨れ上がったが、停滞していた打線が執念を見せるなど、コロナ禍で崩れたチームのリズムが少しずつ修正されてきた。鈴木誠は「とにかく勝ちたい。何とか得点圏で打てるように」と力を込め、佐々岡監督は「9回もよく粘って追いついた。あと3試合、地元なんで必死にやるだけ」と前を向いた。

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