コロナ超え「芸術は生に必要」 スペインのダンサー振付家ガルバンさん、18日から横浜公演

ポーズを取るイスラエル・ガルバンさん

 スペインを代表するダンサーで振付家のイスラエル・ガルバンさんが18日から、KAAT神奈川芸術劇場(横浜市中区)で公演「春の祭典」を行う。15日に記者会見に臨んだガルバンさんは「芸術は、ワクチンと同じくらい生きるために必要なもの」と話した。

 海外アーティストによる公演が厳しい状況だが「パンデミック(世界的大流行)を経験した今だからこそ、大きな一歩を踏み出すべき」と来日を決意した。

 自身が振り付け、演出を手掛けた「春の祭典」は、音楽とダンスが融合した斬新な作品だ。2台のピアノによる演奏で、ピアニストの片山柊さん、増田達斗さんが共演する。

 「春の祭典」はストラビンスキーが作曲し、ニジンスキーが振り付けしたバレエ作品。1913年にパリで初演された際は、奇抜な振り付けや強烈な音楽が観客の拒否反応を引き起こし、大きなスキャンダルとなった。

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