夏にちなんだ猫・猫・猫 藤沢で招き猫亭さんコレクション展「夏-猫ビヨリ」 神奈川

小原祥邨の作品「金魚鉢に猫」(藤沢市アートスペース提供)

 夏休みや怪談など夏にちなんだ猫の美術作品を集めた「夏-猫ビヨリ」が19日から、藤沢市アートスペース(同市辻堂神台)で開かれる。同市、同市教育委員会の主催、神奈川新聞社など後援。

 展示は、アートコレクターの「招き猫亭」さんが40年近くをかけて収集した猫にまつわる美術作品群の一部。今回は「涼を感じて」「暑さも吹き飛ぶヒヤリとする怖い猫」「猫夜行」「夏蚕-蚕を守る猫絵」「夏休み!旅と猫」の五つのテーマを設定。約130点を展示する。

 招き猫亭さんのコレクションは、フランスのアールヌーボーの画家・版画家テオフィル・アレクサンドル・スタンランやポップアートの旗手アンディ・ウォーホル、日本画家・木版画の下絵師小原祥邨らの作品をはじめ、浮世絵を含む版画、日本画、彫刻など約630点で構成。2018年に同市に寄贈された。

 展示は前期6月19日~7月25日、後期7月29日~8月29日。期間中、コレクションの収蔵作家である彫刻家を招いたトークイベントやオリジナルの猫のお面を作るワークショップなども予定している。観覧料は一般200円、高校・大学生100円。

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