球界最高の有望株 レイズ・フランコがいよいよメジャー昇格!

レイズは日本時間6月23日のレッドソックス戦から球界ナンバーワン有望株のワンダー・フランコがメジャーへ昇格し、チームに加わることを発表した。現在20歳のフランコは直近2年連続でプロスペクト・ランキングの全体1位に選出されている球界ナンバーワン有望株であり、今季はAAA級で39試合に出場して打率.315、7本塁打、35打点、5盗塁、OPS.954の好成績をマーク。レイズは現在、今季ワーストの6連敗(うちサヨナラ負けが4度)を喫しており、チームの起爆剤としてフランコの昇格を決断したとみられる。

フランコは今年2月の時点で「もちろんメジャーリーグでプレーする準備はできているよ」と頼もしいコメント。「子供のころから叶えたいと思っていたメジャー昇格という目標を叶える準備はできている」と力強く宣言したその言葉通り、20歳という若さながらもメジャー経験者がゴロゴロいるAAA級で3割を超えるハイアベレージをキープ。今月に入ってから14試合連続安打を記録するなど、6月は打率.371と絶好調だ。

ドミニカ共和国出身のフランコは2017年7月に契約金382万5000ドルでレイズに入団。当時は「MLBパイプライン」の国際プロスペクト・ランキングで大谷翔平に次ぐ2位にランクインしていた。打撃のアプローチはまだ20歳とは思えないほどに成熟しており、マイナー通算打率.332をマークしているだけでなく、通算75三振に対して95四球を記録。「MLBパイプライン」がヒットツールに最高評価の「80」を与えたのは、ブラディミール・ゲレーロJr.に続いてフランコが史上2人目である。

フランコの本職は遊撃だが、レイズの内野陣は正遊撃手のウィリー・アダメスをトレードで放出してもなお人材が充実しており、フランコは遊撃のみならず、二塁や三塁も守りながら出場機会を確保していくことが予想される。ついにベールを脱ぐ球界ナンバーワン有望株の活躍が楽しみだ。

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