岩の原葡萄園で職場体験 初回は施設見学 高士小5、6年生 

 上越市立高士小(堀川邦夫校長)の5、6年生15人はこのほど、同市北方の岩の原葡萄園で施設見学を行った。本年度に同園で行う職場体験学習の第1弾。今回の見学を経て、これから実際の作業を体験する。

 同校は地元出身の偉人、川上善兵衛を学ぶ善兵衛学習に取り組んでおり、同園での職場体験はその一環。秋まで全5回でブドウの摘房や傘かけ、剪定(せんてい)などの作業を行う。

 案内役を務めた同園の建入一夫専任課長(59)は「ブドウとワインづくりで村の人の収入になる産業をつくるために行ったもの。諦めない人だった」と、初めに川上善兵衛について説明した。

第二号石蔵を見学する児童たち

 児童は資料室や二つの石蔵、雪室、ブドウ畑を見学し、「ワインを年に何本つくっているか」「育てているブドウの種類は」など同園のことや、仕事の大変な部分ややりがいについて活発に質問した。5年生の横山陽太君は「ブドウ畑にはあまり来たことがないので新鮮な気持ち。善兵衛さんのことがもっと知りたくなった」と話した。

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