島根県・出雲市は、日本航空(JAL)のキャビンアテンダント(CA)が市内の観光タクシーのガイド役を務める独自の施策を22日に開始した。
新型コロナの影響で厳しい経営が続くJALは、地域貢献の一環として「ふるさと応援隊」の制度を創設。各地方にCAを派遣し、接客技術をいかした業務に当たっている。島根県には20人が派遣され、出雲周遊観光タクシー「うさぎ号」のガイドを務める。
日本航空の現役キャビンアテンダントの石橋香奈子さんは「研修を終えて初めてやっとこちら(出雲)にこれたという事で、嬉しさが増しております」と笑顔で記者に答えると「プロフェッショナルとしてガイドをしたいと思う」と気合を入れる様子を見せた。
初日には、大鳥居から出雲大社の正門まで続く約700mの表参道「神門通り」の各店にあいさつ回り。地元の店員は「レベルの違うおもてなしをされるかと思いますので、逆に意見やアドバイスをもらいたい」と現役CAに期待を寄せた。
派遣された20名は、当面は出雲大社近くの観光案内所で勤務するほか、予約状況をみて観光タクシーのガイドを務める予定。プロフェッショナルな「おもてなし」で観光地の賑わい復活に期待がかかる。
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