コロナ禍切り抜ける参考に 奮闘する事業者の事例集発行 日本政策金融公庫

日本政策金融公庫のホームページで紹介されている事例

 日本政策金融公庫が、新型コロナウイルス感染拡大の中で新たな取り組みに挑戦している中小企業、小規模事業者を紹介する「コロナ禍に立ち向かう事業者の取組み事例集」を発行した。

 掲載された事例は、すべて昨年秋に事業者から募集した中から選んだもの。横浜市鶴見区でテークアウトを実施している飲食店66店を掲載した冊子を製作し、タクシーや駅、郵便局などに置くことでインターネットに不慣れな人たちへも情報が届くようにした「ツルミ印刷株式会社」など、全国の42事例を紹介している。冊子のほか、日本政策金融公庫のホームページでも見ることができる。

 同公庫の担当者は「コロナ禍で暗い話題が多いが、逆にコロナをきっかけに売り上げがアップしたという事業者も少なくない。そんな事例を知ってもらいたい」としている。

◆川崎で融資相談会

 日本政策金融公庫は7月初旬、川崎市内各地で融資相談会「一日公庫」を開催する。コロナ禍での資金繰りなどを幅広く受け付ける。6日・川崎商工会議所川崎幸支所、7日・同多摩麻生支所、8日・同中原支所、13日・同高津宮前支所。いずれも事前予約制で、予約・問い合わせは、同公庫川崎支店電話044(211)1236。

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