28日の大日本プロレスの後楽園ホール大会で、野村卓矢(27)がストロングの頂点を見据えた。
この日、セミで行われたスペシャルシングルマッチで橋本大地(29)と対戦。打撃の攻防では、相手のジャブに苦戦し、グラウンドでもマウントポジションからパンチを食らった。
それでも蹴りの連打で対抗し、最後はハイキックで大地の後頭部を打ち抜きダウンを奪う。カウントが進む中、相手も一度起き上がってきたが、足もとがふらつき、レフェリーが試合を止めた。
試合後、野村はBJW認定世界ストロングヘビー級王座挑戦を明言。7月4日の大阪・コレガスタジオ大会で、王者の中之上靖文(35)が青木優也(24)とのV4戦が決定しているため「その勝った方に7月23日、後楽園ホールで挑戦させてほしい。いや、します!」と高らかに宣言し、同王座戦が決定的となった。
「何より橋本大地に勝てたことが大きな自信になった。この勢いのまま、必ず取ります」と自信を見せた男が、ベルト取りへ一直線だ。