五輪関係者の例外容認プレーブックの改定を要求

 立憲民主党の枝野幸男代表は30日の記者会見で、東京五輪・パラリンピックの開催に関して五輪関係者への行動規制の例外的措置について「国民には夜8時までしか外食してはいけない、店を開けてはいけない、お酒を出すなら2人までなどと規制しながら、オリンピック関係者に例外を認めることは絶対にあってはならない」と例外なき「ルールの徹底」を強く求めた。

 枝野氏は、組織委は五輪大会関係者に「個室であれば外食していい」「コンビニでの買い物容認」など『とんでもない抜け道』(枝野氏)を設けていると指摘し、抜け道をなくすよう『プレーブック』改定を要求した。

 枝野氏は五輪・パラで来日する関係者・選手団らに対する組織委・政府の水際対策についても「残念ながら、場当たり的だ」とした。

枝野氏は「ウガンダ選手の『陽性』に続いて、入国関係者の陽性を隠し切れなくなり、まさに泥縄で動いているとしか思えない」と語り「陽性者や濃厚接触者をどこに隔離するのかさえ、明らかにできていない。それも自治体に押し付けるのか。大会直接にかかわるところでも何もやっていなかった、ということだ。無責任の極みだ」と酷評。「我々として、直接的に感染対策を検証していかなければならない」と検証していく考えを示した。(編集担当:森高龍二)

© 株式会社エコノミックニュース