デグロム初回3失点も14奪三振 メッツはサヨナラ負け

【メッツ3-4xブレーブス】@トゥルイスト・パーク

メッツは先発のジェイコブ・デグロムが1回裏に3点を失ってブレーブスに逆転を許したものの、デグロムはその後立ち直って8連続を含む14三振を奪う快投を披露。ドミニク・スミスが2本のソロ本塁打を放って3対3の同点に追い付いたが、3番手セス・ルーゴが9回裏に二死満塁のピンチを招き、フレディ・フリーマンの打球がピッチャーを強襲する内野安打となって3対4でサヨナラ負けを喫した。

防御率0.69を誇っていたデグロムは、1点リードの1回裏に1番エイレ・アドリアンザに三塁打を浴び、一死後にオジー・オルビーズのタイムリーとオースティン・ライリーの14号2ランで3失点。2回裏にも連打で無死1・3塁のピンチを招くなど、不安定な立ち上がりとなった。しかし、このピンチを3者連続空振り三振で切り抜けると、4回裏から6回裏にかけて自身4度目の8者連続三振をマーク。結局、2回裏の連打以降は1人のランナーも許さず、93球で7イニングを投げ抜いた。

メッツはスミスが7回表に7号ソロ、9回表に2打席連発の8号ソロを放ち、3対3の同点に追い付いたため、デグロムの今季3敗目(7勝)は消滅。7回93球を投げて被安打5、奪三振14、与四球0、失点3という内容で、今季の防御率は0.69から0.95へ悪化した。なお、デグロムは8人以上連続で三振を奪うのがキャリア4度目となったが、直近60年間で8者連続三振を複数回記録しているのは、デグロムのほかにノーラン・ライアン(2度)だけである。

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