神奈川県横須賀市の本町山中有料道路(2.6キロ)の来年3月21日からの無料化について、県は今夏よりあらためて周知に力を入れる。
無料化は建設に関わる借入金の償還が終わり、30年間の料金徴収期間の満了に伴うもので、横断幕や看板などで利用者に無料化を知らせる。
同道路は横須賀地域の慢性的な交通混雑を緩和し、横浜横須賀道路と市中心部との移動時間短縮を図るため、道路整備特別措置法の事業許可を受けて建設した一般有料道路。1986年に整備が始まり、92年3月21日から供用が始まった。
同市山中町の横浜横須賀道路横須賀インターチェンジ(IC)と、同市汐入町の国道16号を結んでいる。
通行料は普通車210円、大型車は3車軸以下の普通貨物などが310円、大型特殊自動車などが720円で、県道路公社が徴収している。