ココリコ・遠藤章造、「ガキの使い」での過酷な前説語る「25年経った今も、火曜日の夜は憂鬱」

2日深夜放送の『ジンギス談!』(HBCテレビ)で、お笑いコンビ・ココリコの遠藤章造が、若手時代、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の前説をしていたときの過酷エピソードを語った。

番組では、遠藤とライセンス・井本貴史がゲストとして登場し、タカアンドトシのふたりに昔のダウンタウンの話などをしていた。

遠藤は約25年前に、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』で前説をしていたときの話を、「ダウンタウンさんが、30(歳)ちょい過ぎぐらいのときでしょ。いやぁ、もう尖ってましたね。あの番組自体が独特な番組で、スタッフさん込みでやっぱりちょっと尖ってたんですよ」と語り始めた。

前説時代は楽屋もなかったとのことで、遠藤は「だからもう、近くの駐車場でずっと待ってて。で、スタッフさんが呼びに来て、『はい、自分ら。やって』ぐらいの感じですよ」と回想する。さらに、番組の観客も厳しかったそうで、「もうあのセットで。俺らがずっと見てた『ガキ』の面白いトークのあのセットの前で僕ら出て喋るんですけど、お客さん自体が……、お客さんも尖ってるんですよ! もう『ダウンタウンさん以外の笑いなんて、一切認めませんよ』みたいな」と明かす。

もちろん客の厳しい目は井本も経験があり「『お前らなんて認めませんよ!』が凄いんですよ」と話し、遠藤も「アウェイ中のアウェイなんですよ」と付け足す。

なお、前説はネタをしないのが同番組の定番だったようで、遠藤は「ネタはあんまりしないんですよね、フリートークで」とコメント。井本も「注意事項がないんですよね、『それは要らん! ただウケて』って言うんです」と明かし、その話を聞いたタカは「キッツ! それが一番キツイ(笑)」と話したのだった。

しかもダウンタウンでしか笑わないという、感覚できているお客さんなので、当時若手だったココリコでは、笑わせることがかなり困難なうえ、時間的にも辛いものがあったそうで「10~20分やったらいいんですけど、長いとき1時間とかあるもんね」と明かし、タカトシを驚かせる。

さらにようやくダウンタウン登場となっても辛い時間は続くそうで、遠藤は、「『ダウンタウンさん登場です』ってなって、あの曲とともに出てくるんですけど、そこで辛かったのが……、あんまりオンエアなかったかもしれないですけど、松本(人志)さんが出てきて、『今日はね、前説がなかったんで、お客さん静まってますけどね」みたいなところから始まるんですよ」と説明すると、井本も「めっちゃわかる」と反応した。

若手時代は毎週、そのような状態だったそうで遠藤は「水曜日はもう、必ずそれをやってて。25年経った今も、火曜日の夜は…、憂鬱なんですよ」と若干トラウマになっていると明かしたのだった。

© 株式会社ジェイプレス社