長崎の学生団体が人気音楽プロデューサー・松隈ケンタ氏にテーマ曲を作ってもらっちゃった!

こんにちは。学⽣団体スマイリースの宮川です。

⾳楽に疎い私が、数々の⼈気アーティストの曲を⽣み出している⾳楽プロデューサーの松隈ケンタさんに様々な視点からインタビューを⾏い、これまで暴かれていない松隈さんの⼀⾯をこのバズプロ研究所で発信しようというチャレンジです。

■松隈ケンタプロフィール

1979 年 9 ⽉ 26 ⽇⽣まれ
福岡県久留⽶市出⾝

株式会社スクランブルズ 代表取締役
Buzz72+のギタリスト

作曲家・サウンドプロデューサー過去楽曲提供
柴咲コウ、BiS、BiSH、中川翔⼦、DISH//、⾖柴の⼤群 その他多数

戦隊モノのレッドにはなれなかった。

宮川:松隈さんはギターを始めたのはいつ頃ですか?

松隈:⾼校 1 年⽣。ギターをお⺟ちゃんに買ってもらって始めたね。

宮川:何故、ギターだったのですか?ヴォーカルとか⽬⽴つじゃないですか!?

松隈:まず僕はヴォーカリストが嫌いなんだよね。

宮川:えっ?嫌いなんですか?どうしてですか?

松隈:まずヴォーカルをやろうと⾔う発想がナルシスト⾃信家!(笑)
ステージでセンターに⽴って、「⾃信ありすぎるやろ〜!」って思わない?

宮川:まぁ、確かにそう⾔われると思いますけど、そんな視点で⾒たことが無かったです。

松隈:ただ、男の⼦は特にヒーローとか戦隊モノの真ん中のレッドになりたいと⾔う願望は持ってるんだよね。

宮川:そうなんですね。確かに男の⼦はヒーローは好きですよね。

松隈:でも僕は歌も上⼿くないし、レッド(ヴォーカル)向きではないなと⾔う⾃覚があったから⼀歩下がってギターを選んだ感じかな!?

宮川:なるほど。ギターは戦隊モノで例えるとブルーですかね?

松隈:そうそう。ブルーが丁度いいのよ。僕はヴォーカルに対しての憧れと嫉妬みたいなものがあるから嫌いって⾔ってしまうんだよね。

宮川:それは意外で⾯⽩いですね。今度からバンドの⾒⽅が変わりますね。
心の声:私も最初はリーダーとか中⼼に⽴つようなポジションは苦⼿だと思っていたけど、実は私も中⼼に⽴つ⼈に嫉妬⼼があるのかもしれないと気づいた。でもブルーのポジションも捨てがたい。

タピオカよりはポテトチップスが好き

宮川:今回、松隈さんがサウンドプロデュースされている曲を⾊々と聴いてきたのですが、全部かっこいいロックの曲が多いなと感じました。ロックって男の⼈たちが歌っているイメージがあるんですけど何故、アイドルのような可愛らしいグループにロックを歌わせているんですか?それは松隈さんがアイドルが好きだからですか?

松隈:僕はアイドルに関しては嫌いとかではなくてアウトオブ眼中だね。全く詳しくないし興味もないね。

宮川:えっ??興味がないのに何故アイドルに曲を作ってるんですか??

松隈:それはね、BiSH の所属事務所(WACK)社⻑の渡辺君との出会いがあって曲を作らせてもらう事になったのが始まりなんだよね。
逆に質問なんだけどアイドルってタピオカみたいじゃない??

宮川:タピオカですか??

松隈:タピオカって流⾏り物だと思うんだよね。20 年後も流⾏ってると思う?それよりも僕はポテトチップスとかじゃがりこがずっと好きなんだよね。

宮川:私もポテトチップス好きです。

松隈:結局、ずっとポテトチップスって流⾏ってると思うし、多くの⼈に⻑く愛されてるよね。

宮川:確かにそうですね。⻑年愛される味ですね。

松隈:アイドルという概念は⽇本⼈はずっと好きだけど結局、タピオカと⼀緒で流⾏り物だと思うんだよね。
だから僕はアイドルの曲を作ってるという感覚はなくて、J-POP を作ってますとはっきり答えるね。僕は J-POP の⼀つのロックというジャンルの曲を作ってると思ってるかな。

宮川:結果、アイドルにロックを歌わせたらアイドルの概念を変えたことになりますよね。

松隈:アイドルの概念を変えたというよりもロックの概念を変えたことになるのかな。ロックをフリフリの⾐装を着た可愛い⼥の⼦たちに歌わせる、というロックのイメージを変えたことに近いかな。

宮川:⼼の声:松隈さんが作る曲は本当にカッコイイ曲が多くてアイドルの曲という感覚ではなくてシンプルに曲が好きになった。そして今回、どうしても聞きたかった疑問が解決できたのでスッキリしました。

Buzz72+は⽯碑みたいな存在

宮川:松隈さんが現在も所属しているバンドの Buzz72+は 13 年ぶりに復活しましたよね?プレイヤーとしてもメジャーデビューなどを⽬指す予定ですか?

松隈:う〜ん。Buzz72+の復活に関して多くの⼈に同じような質問を受けるんだけど、全くメジャーとか⽬指してないんだよね。

宮川:趣味に近い感覚ですか?

松隈:趣味ではないね。趣味でホームページ作ったり、M V まで制作しないよね。

宮川:えっ?では何故もう⼀度バンドを復活したんですか?

松隈:⾔葉にするのがすごく難しい感覚なんだけど。
それこそ 15 年前に福岡でも同じように活動していたバンドの仲間たちも今は解散してメンバーがバラバラになったり今、何をやっているのかもわからない状態が多いバンドがいる中で、Buzz72+はそれぞれ連絡が取れる状況で集まろうと思えば集まれる状況だったからもう⼀度、4⼈で⾳楽をしたいなと思ったからかな。

う〜ん。これは⾔葉にして伝えるのが難しいからどう⾔っていいのか悩むね。

宮川:松隈さんにとって Buzz72+はどんな存在なんですか?

松隈:そうだな。これはメンバーにも⾔ってないけど、親戚のような感じかな?家族でもないし、兄弟でもない感じ。法事とか盆に親戚が集まる感じに近いかな。Buzz72+は、無くても困らないけどあった⽅がいいなっていう存在。

宮川:何となくわかったようでわからない感じです。

松隈:そうだよね。・・・秘密基地みたいな存在。あっ!「⽯碑」みたいな存在だな!!学校とかにある⽯碑だ。Buzz72+は⽯碑だね。

宮川:⽯碑ですか。⾯⽩い。

松隈:だから Buzz72+は⽬標や⽬的もいらないし、ストレスも掛からない。集まろうって思った時に⾃然と集まって⾳楽をやれる存在。他のメンバーがどう思っているかはわからないけど、僕はそんな感覚が⼀番しっくりくるね。

宮川:松隈さん取材にご対応頂きありがとうございました。

松隈:こちらこそ。これで終わりかな?

宮川:あっ。松隈さん。最後にすごい無茶なお願いがあるんですけど。私が代表をする学⽣団体スマイリースのおふざけ校歌を付けて下さい。

松隈:⾳源まで作るとお⾦掛かっちゃうからこの場でアコギがあるから宮川さんが歌いながら⼀緒に作ろう

宮川:是⾮!!こんな機会⼆度とないのでお願いします。

松隈:⼥の⼦の横で弾き語るのは BiSH のアイナ・ジ・エンド以来だよ。(笑)

宮川:やばい!!それを聞いたら急に緊張してきた。

今回の取材を終えての宮川のまとめ

こんなド素⼈の私に松隈さんは常に伝わるようにと
例え話を交えながら難しい⾔葉を使わずに取材に応えてくださいました。

こんな⾔い⽅をする事は⼤変失礼だと思いますが私より年上で才能のある⽅なのに終始、松隈さんが少年のように⾒えました。それは幼いという事では無くて純粋に⾳楽を⼼から好きで多くの⼈に⾳楽で元気を与えようとしている姿でした。

私もあと数年で社会に出ますが後輩や年下の⼈に憧れを持ってもらえる⼤⼈になりたいと思いました。

私にとって今回の松隈さんのインタビューはこれから私の⼈⽣において考え⽅を変化させるターニングポイントになったと思います。

この記事の作成者

宮川ちえ 学生団体スマイリース代表

大学3年生にしてスマイリースの創設者
ひとこと:大好きな長崎はもちろん、地方を全力で盛り上げていきます!

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