五輪・コロナで内閣支持率の変化は……?報道各社の調査から「世論」を読み解く! 6月世論調査まとめ

6月中に行われ、有効回答数や回答を公開している報道機関9社、および選挙ドットコムの世論調査の結果をまとめ、比較しました。なお、各社の調査日や手法は異なるため、あくまでも参考値としてご覧ください。

内閣支持率は変化なし~微増

菅内閣の支持率は、全体を通しては変化なし~微増という形になっています。
前回の調査からもっとも上昇したのは毎日新聞・社会調査研究センター、日本経済新聞・テレビ東京の調査で、前回より3ポイント上昇の34.0%、43.0%という結果になっています(毎日新聞・社会調査研究センターの前回調査は5月22日、日本経済新聞・テレビ東京の調査は5月28-30日に行われました)。
一方、前回の調査からもっとも低下したのは読売新聞・日本テレビの調査で、前回5月7-9日の調査より6ポイント低下の37.0%になっています。 

内閣不支持率は、全体を通しては変化なし~微減という形になっています。
前回の調査からもっとも上昇したのは読売新聞・日本テレビの調査で、前回より4ポイント上昇の50.0%となりました。反対に、もっとも低下したのは共同通信の調査で、前回5月15-16日の調査より5.1ポイント低下の42.2%となっています。

自民党の支持率はほぼ変化なし、立憲民主党はやや微減

政党支持率に目を向けると、与党である自民党の支持率は、全体を通しては前回とほぼ変化はありません。
個別の調査では、前回の調査よりもっとも上昇したのは共同通信の調査で、3.3ポイント上昇の45.2%になりました。
反対に、前回の調査よりもっとも低下したのは読売新聞・日本テレビの調査で、前回より4ポイント低下の33.0%となっています。 

野党第一党である立憲民主党の支持率は、全体を通してはやや微減という結果になっています。
ほとんどの調査が前回から変化なし、もしくは低下という結果になっており、唯一支持率が上昇したNHKの調査は、前回5月7-9日の調査より0.6ポイント上昇の6.4%となっています。 

都議選も一段落し、国政選挙が今後いつ行われるかも気になるところ。オリンピックを間近に控えた、7月の動きにも注目です。

<参考>
JNN(TBSテレビ) 世論調査(6月5~6日実施、回答数1233)
読売新聞・日本テレビ 世論調査(6月4~6日実施、回答数1070)
NHK 世論調査(6月11~13日実施、回答数1233)
選挙ドットコム 世論調査(6月12~13日実施、回答数991)
時事通信 世論調査(6月11~14日実施、回答数1282)
毎日新聞・社会調査研究センター 世論調査(6月19日実施、回答数1117)
朝日新聞 世論調査(6月19~20日実施、回答数1469)
共同通信 世論調査(6月19~20日実施、回答数1095)
ANN(テレビ朝日) 世論調査(6月19~20日実施、回答数1037)
日本経済新聞・テレビ東京 世論調査(6月25~27日実施、回答数1007)
(データ分析・執筆協力:若林良)

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