吉田沙保里が日テレ系五輪中継のアスリートキャスターに就任。「真っすぐな気持ちで、選手たちが全力で戦う姿を伝えていきたい」

日本テレビ系の東京オリンピックの中継に、“アスリートキャスター”として吉田沙保里が参加することが分かった。同局の中継でキャプテンを務める明石家さんま、スペシャルサポーターの上田晋也、スペシャルキャスターの有働由美子の3人と共に、熱戦の模様を伝えていく。

吉田は「現役を引退して選手として出場しないオリンピックを、どんな気持ちで見て、何を感じるのか。伝える側としても初めての経験なので、ドキドキワクワクという感じです。2004年のアテネ大会でオリンピック初出場した時のような真っすぐな気持ちで、選手たちが全力で戦う姿をしっかり伝えていきたいと思います」と意気込みを語っている。

オリンピック3連覇、世界大会16連覇、リオ五輪では日本選手団主将を務めた、まさに日本オリンピック界のレジェンドといえる吉田。木曜日のパーソナリティーを務める同系の情報番組「ZIP!」(月~金曜午前5:50)では、レスリング競技を中心に、自らの目で見た独自取材で得た最新情報を届けるべく、8月2~9日は連日出演する。

さらに、吉田は、7月19日放送の特番「日テレ系キャスター大集合今だから話します」(午後9:00)にも登場。番組では、縁があるという意外なスーパースターに会いに行く。

観戦ポイントとして、吉田は「全力で頑張っている姿はもちろん、記録や得意技などトップアスリートの最高のパフォーマンスをぜひ目に焼きつけてほしいです」と語り、「試合はもちろんですが、その前後の選手の様子も取材してみたいです。自分のオリンピックの時と重ね合わせて、熱くなりたいと思います」と意欲満々。

そして、楽しみにしている競技については「陸上の男女混合リレー、野球、ソフトボール、柔道、空手、トランポリン、カヌー…、そのほかいろいろあります」と競技名を挙げつつ、「これまでのオリンピックでは、ほかの競技を観戦する機会がほとんどなかったので、どの競技も楽しみです!」と期待に胸を膨らませている。

中継を担当する紀内良彦プロデューサーは「日本のオリンピック界のレジェンド、吉田沙保里さんと中継番組をご一緒できることを光栄に思います。北京五輪後にお父さまの栄勝さんと並んでご自宅で取材させていただきました。お父さまと生み出した必殺タックル誕生秘話など、親子で受け継ぐオリンピックへの歴史の重みを感じました。ロンドンではそのお父さまを肩車するシーンを現地の中継車の中で見ておりました。お二人とも、とても晴れやかな表情でマット上で声援に応える姿に感動しました。リオでは負けた直後、泣きながらカメラに向かって気丈にインタビューに答えるシーンが印象深く残りました。オリンピックの喜び、楽しさ、つらさ、そして年月の重みなど、すべてを知り尽くしている吉田さんだからこそ伝えられるオリンピックがあると楽しみにしています。長時間の放送となりますが、アスリートキャスターとしてレスリングはもちろん、さまざまな競技を日本中の皆さんにお伝えいただければと思います」とメッセージを寄せている。

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