【格闘技/UFC】マクレガー、左足首がグニャリ……骨折でドクターストップ負け ポイエーにリベンジならず

足を負傷しポイエーに2連敗を喫したマクレガー (C)Getty Images

UFC 264」は10日(日本時間11日)、ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナで開催され、メインイベントのライト級マッチは、UFC世界ライト級暫定王者のダスティン・ポイエー(米国)が、元UFC二階級同時王者のコナー・マクレガー(アイルランド)を相手に、ドクターストップによる1ラウンドTKO勝利を収めた。

1勝1敗で迎えた3度目の決着戦。今年1月に行われた「UFC 257」で、ポイエーのカーフキック18発による足の負傷でTKO負けを喫したマクレガーが、再び足を負傷して2連敗となった。

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■マクレガー「これが最後じゃない」

1ラウンド、開始早々から動いた両者。カーフキックの連打を見せたマクレガーに対し、ポイエーもカーフキックで応戦。ポイエーのがパンチでマクレガーをぐらつかせた後、ケージに押し込むなどグラップリングの展開になり、ギロチンチョークを仕掛けるマクレガー。

一進一退の攻防が続き、1ラウンド終了間際、両者立ち上がり、カウンターがクロスした直後、突然、マクレガーが叫びながら足から崩れ落ちた。ポイエーはパウンドでフィニッシュにかかり、そこで1ラウンドが終了。

左足首がグニャリと曲がり、骨折したと思われるマクレガー。ドクターチェックで試合続行不可能と判断され、ポイエーの勝利が決まった。

試合後、ポイエーは「試合の序盤、マクレガーのカーフキックを受けた時、異変を感じた。そこでヒビが入り最後にパンチをミスした時に捻って終わったんだ」と語った。これでマクレガーを相手に2勝1敗、2連勝としたポイエー。

一方、再び足の負傷で敗れたマクレガーは試合後、ポイエーに向かって「これが最後じゃない」と声を張り上げたが、骨折のアクシデントがなくともマクレガーの劣勢に映る内容だった。7年間に渡る両者の因縁対決は第4戦へ続くのか。その動向に注目が集まる。

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文・SPREAD編集部

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