海を渡る蝶として知られるアサギマダラを通して環境について学んでもらおうと、三重県津市にある農産物直売所「朝津味」(あさつみ)で14日、出前授業が開かれました。
高野尾小学校の2・3年生10人が参加し、三重大学教育学部の平山大輔教授から植物の生態について学びました。
平山教授は「地に根を張って動かないイメージの植物も、実や種の時期には風や鳥の力を借りて旅をする」と説明し、さまざまな植物の種を使ってどのように移動するのか実験しました。
参加した子どもたちは、形や大きさの異なる種を空中に飛ばしてはその動きを夢中で観察していました。
「朝津味」では、季節に合わせて北へ南へと旅をするアサギマダラの飛来地にしようと、アサギマダラが好むフジバカマの花を育てています。
10月には、飛来したアサギマダラの観察会が予定されています。