巨匠ケン・ローチ「わたしは、ダニエル・ブレイク」を北海道の寺で上映!

カンヌ映画祭でパルムドール(最高賞)を受賞したイギリスの巨匠、ケン・ローチ監督「わたしは、ダニエル・ブレイク」を寺の本堂で上映するイベント「お寺シネマ vol.1」が7月24日、北海道・札幌の麻生・覚王寺(札幌市北区麻生町5-2-1)で開催される。住職による映画を絡めた法話と、地域のこども食堂への寄付を目玉としたユニークなイベント。上映は、午後2:00開演回と、午後5:00開演回で、各定員40人。料金は1600円。

SDGsに関連したちょっと社会派な傑作映画を、札幌の自主上映グループ・キノマドが厳選し、伝えるイベントの第1弾。会場は、地域に開かれた寺を目指す麻生・覚王寺(浄土真宗本願寺派)。来場人数に応じ、地域のこども食堂への寄付額が増える仕組みを導入しており、「満席(80人)で満額の2万円を寄付できたら」と主催者は話す。

上映作品「わたしは、ダニエル・ブレイク」は、イギリスの巨匠であるローチ監督が引退を撤回してまで撮影し、自身2度目のパルムドールを獲得した話題作。主人公は、病気のため大工として働けなくなったダニエル・ブレイク。シングルマザーのケイティと子どもたちとの交流を軸に、イギリスの複雑な制度に振り回され、貧困という現実に直面しながらも助け合って生きる人びとの姿が描かれる。イギリスにおける貧困と格差の問題は日本の状況とも似ており、他人事ではないことに驚かされるはず。今見るべき傑作を、貴重なお寺での上映で見てみては。チケットの購入方法など詳細はPass Market(https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01m5a43dyfp11.html)をチェック。

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