小田急百貨店新宿店本館、来年9月に営業終了 半世紀超える歴史に幕

来年9月で営業を終了する小田急百貨店新宿店本館(右)。新宿店は新宿西口ハルク(左)で営業を継続する

 小田急百貨店(東京都)は16日、小田急百貨店新宿店本館の営業を2022年9月末に終了すると発表した。新宿駅西口の再開発工事に伴い、建物を解体する。10月以降は新宿西口ハルクのみで営業を継続する。

 新宿店本館は1967年に全面開業。モダニズム建築を多数手掛けた建築家、故坂倉準三が設計したもので、新宿駅西口の象徴的な建物として親しまれてきた。跡地には、オフィスや商業機能などが入る複合ビルが2029年度に完成する予定。

 一方、新宿西口ハルクで営業を継続する新宿店は、来年春以降改装し、食品、化粧品、服飾雑貨を中心に取り扱う予定という。

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