自民松浦 200人入党拒否 石本県議支持者が集めた分

 自民党復党を目指す松浦市区選出の石本政弘県議(66)の支持者が集めた200人の入党申し込みを巡り、党松浦支部(高橋勝幸支部長)は16日、党県連に対し「支部での受け付けはできない。他の機関で審査受け付けをしてほしい」と文書で回答した。
 同支部によると、15日の臨時理事会で協議。支部党員は約60人で、一度に200人が加われば「統制を欠き、予想外の展開が心配される」といった意見が出た。党内規では各選挙区支部などでも入党受け付けはできるという。
 一方、石本氏が提出した復党願について、高橋支部長は「支部では認めないという結論がすでに出ている」としている。
 石本氏は2年前の長崎県議選に無所属で立候補し、自民公認の現職候補だった高橋支部長を破った。しかし、自民党籍のまま1人区で公認候補と戦ったことが内規で除名処分などに当たるとされ、石本氏は離党。昨年、復党願と、自民県議の「ノルマ」とされる200人の入党申し込みを提出していた。

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