【全日本】諏訪魔マスクなし米マットに刺激! 「次の目標はお客さんが歓声を出せる5冠戦だ」!!

児玉を豪快に投げた諏訪魔

全日本プロレスの“暴走専務”諏訪魔(44)が、米国マットから刺激を受け闘志をみなぎらせている。

6月に新型コロナウイルスに感染し、3冠ヘビー級王座返上を余儀なくされた。完治後も「バニラシェイクを飲んだらブドウの味がした」と後遺症が残ったが、復帰から4試合を戦い調子を取り戻しつつある。

18日の千葉大会では児玉裕輔を岩石落としで蹴散らし「昨日ハンバーガーを食べたらなんか果物の味がしたけど、リングに上がっちまえば何も問題ねえ。3冠目指していくぞ、オイ!」と叫んだ。発奮材料になっているのが16日にテキサス州ヒューストンのトヨタセンターで開催されたWWEスマックダウン大会だ。

米国のワクチン接種が進んでいることから、WWEはこの大会から有観客興行を再開。多くのファンはマスクなしで大歓声を上げた。諏訪魔は「見たよ。やっぱり歓声があるのはいいよね。日本もいずれ声を出せるようになるはず。そうなった時、俺はまた究極の5冠戦をやりたい」と力を込める。

究極の5冠戦とは、世界タッグ王者同士による3冠戦のこと。昨年7月に石川修司との3冠王座V2戦で実現させたが、観客の声援を受けられなかったことだけが心残りだった。そこで「次の目標は、お客さんが歓声を出せる5冠戦だ!」と意気込む。

現在コンビを組む芦野祥太郎が22日の東京・後楽園ホール大会で3冠王者ジェイク・リーへの挑戦を控えており、「3冠はまず芦野選手が取るだろ。で、その次は2人で世界タッグだ」。次回究極の5冠戦が実現した時、日本のワクチン接種はどこまで進んでいるだろうか。

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