WBCユース・フライ級 比嘉KO 2度目防衛

 【東京】ボクシングのWBC世界ユースフライ級王座決定戦が5日、東京都の後楽園ホールで行われ、比嘉大吾(宮古工高出、白井・具志堅スポーツ)がOPBF同級8位のロメル・オリベロス(フィリピン)に2回TKOで勝利し、2度目の防衛に成功した。デビューからの連続KO記録を9に伸ばした。71・0キロ契約試合では長濱陸(那覇高出、白井・具志堅スポーツ)が2-0で清野航(石橋)に判定勝ちした。

 初回から仕掛けていった比嘉はボディーへの攻撃を中心に連打を浴びせた。2回にはボディーブローが決まりオリベロスに膝をつかせると、右の連打で2回目、右フックで3回目、右ストレートで4回目のダウンを奪ったところでレフェリーストップとなった。

 試合後、比嘉は宮古島など地元沖縄から駆け付けた客席を見て涙を流し「勝つたびにプレッシャーになってるけど、9連続KOはうれしい。19歳でユースのベルトをとったので、20歳で違うベルト、(具志堅用高)会長と同じ21歳で世界をとりたい」と誓った。

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