台風6号 土曜日にかけて石垣島・宮古島付近を進む 長い時間厳重警戒

(上)23日(金)正午(下)24日(土)午前0時の雨と風の予想

 台風6号は、土曜日にかけて発達しながらゆっくりと石垣島付近を進む見込みだ。スピードが遅いため、22日木曜日から24日土曜日にかけて丸2日以上、猛烈な風や雨が続くおそれがあり、厳重な警戒が必要だ。

21日午後10時の台風6号の位置と進路予想

 強い台風6号は、宮古島の南東海上を西へ進んでいる。木曜日の夜以降、進路を北寄りに変えて、金曜日は石垣島にかなり近づくとみられ、非常に強い勢力に発達する予想となっている。

暴風が丸2日以上続くおそれも 高波・高潮厳重警戒 長時間の停電へも備えを

予想される最大瞬間風速

 石垣島・宮古島周辺では、最も強い時間帯で最大瞬間風速70メートルの猛烈な風が予想されている。これは石垣島で大きな被害が出た2015年15号に匹敵する予想で、一部の家屋などが倒壊するおそれもある。

 また、暴風が吹く時間も丸2日以上におよぶおそれがあり、10メートルを超える高波や、高潮も予想されているため、厳重な警戒が必要だ。長時間の停電などへの備えも必要となる。

台風の雨雲がかかり続ける 土砂災害や河川の氾濫の危険度高く

予想される24時間降水量(多い所)

 土曜日にかけて3日間にわたり、台風の雨雲がかかり続けるため、記録的な雨量となるおそれがある。石垣島・宮古島周辺で予想される雨量は、木曜日が200ミリ、金曜日が200~300ミリ、土曜日もさらに200~300ミリとなっていて、土砂災害や河川の氾濫などの危険性が非常に高くなると見込まれる。

 また落雷や竜巻などの突風も起こりやすくなるため、厳重な警戒が必要だ。

© 株式会社ウェザーマップ