コロナワクチン 50~54歳 接種券を発送 糸魚川市 幼保・学校職員優先

 糸魚川市は26日、54歳以下の新型コロナウイルスワクチン接種券を27日から順次発送すると発表した。

 今回発送の対象となるのは50歳以上54歳以下の市民。市ワクチン接種推進室によると、職域接種などが進んでいるため対象としていた約2600人よりも少なくなる見込み。

 当初計画では7月12日から発送予定だったが、国のワクチン供給量が不足したことに伴って一時停止、延期としていた。新たに同市へ配分されるワクチン供給量が示され、予約を受け付けられる見通しが立ったため再開した。8月の供給量は約7000回分。

 26日現在で集団接種会場の能生国保診療所は8月以降、糸魚川総合病院は9月以降の予約が可能となっている。個別接種(市内14開業医)の予約受け付け状況は各医療機関によって異なる。

 49歳以下の接種券は今後のワクチン供給の状況に応じて発送していく。

 また市内保育園、幼稚園、小・中・特別支援学校の職員らを優先接種の対象とすることを決めた。ワクチンの接種対象者は12歳以上(接種日時点)となっており、対象年齢から外れている子どもへの感染リスクを低減するため。接種開始の時期などは現在調整中で、なるべく早い時期に始めたいとしている。

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