県PTA広報紙コンクール  糸魚川市2校が最優秀賞 能生小と糸魚川中 コロナ禍乗り越え

 令和2年度の第19回県PTA広報紙コンクールがこのほど開かれ、小学校の部(応募31校)で能生小、中学校の部(同15校)で糸魚川中が最優秀賞1校に選ばれた。最優秀賞と優秀賞、奨励賞は全国大会に推薦される。

◇能生小『はばたき』

 能生小PTAの広報紙『はばたき』は初めての最優秀賞に輝いた。審査では「色鮮やかで、とても楽しい紙面」と評価された。

 同年度編集部は6人。コロナ禍で行事が中止延期になり、減ページなどの制約を受ける中、初めてオールカラー(A4判、4~6ページ)印刷になった。計3回発行。1学期末はクラス紹介、2学期末は各種活動紹介、3学期末は卒業生の紹介、将来の夢などを掲載した。

 齋藤こずえ部長(41)は「行事が少ない代わりにカラーとなったり、先生方に苦労して写真を選んでいただいたりした結果の最高賞。大変うれしく思う」、中村真弓部員(40)は「子どもたちの様子を伝える広報紙ができ本当に良かった」と喜びを話した。

初めて最優秀賞に輝いた能生小PTAと広報紙「はばたき」

◇糸魚川中『笑顔』 

 糸魚川中PTAの広報紙『笑顔』は平成27年度以降で4回目の最優秀賞に選ばれた。審査では「レベルが高い。読者が読みやすい紙面」と評価された。

 同年度広報委員会と学校職員(PTA広報担当)で編集。コロナ禍で行事がそろわず、年3回から2回発行に変更となったが、何度も見てもらえる、思い出の詰まった広報紙に仕上げた。オールカラー(A4判、8ページ)。

 片山悠子委員長(44)は「無事できるか不安だったが、暗いニュースが多い時こそみんなが『笑顔』になる紙面にしたかった」、猪又直登PTA会長(49)は「今までにない厳しい環境で申し訳なかったが、皆さん、生徒、教職員の頑張りが評価された」と話し、協力に感謝した。

平成27年度以降で5回目の最優秀賞に選ばれた。糸魚川中PTA広報紙「笑顔」

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