〝トンボの聖地〟守れ ブラックバス駆除へ「バスポスト」設置 糸魚川市の田海ケ池

 糸魚川市は〝トンボの聖地〟と称される同市高畑地区の田海ケ池に24日から9月26日まで、外来魚「ブラックバス」の駆除を目的にした回収ボックス「バスポスト」を設置している。釣り人の協力を得て、釣り上げたバスを回収駆除する新たな取り組みを進める。

田海ケ池に設置された「バスポスト」。生きている場合はいけす、死んでいる場合は袋に入れ

 ブラックバスは、貴重な在来生物を餌にしている。生態系を保全するため市は昨年度、池の水を抜いての捕獲作戦を実施。それでも一定数が残ったとみている。

 バスポストは、生きている場合はいけすに、死んでいる場合は袋に入れる仕組み。併せて、釣ったバスを「逃がさないで」と、再放流の禁止を呼び掛ける表示を設置した。

 所管の市環境生活課は「多くの方の協力をお願いしたい」とし、成果を期待している。

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