インディアンス・フランコーナ監督 体調面の問題で今季残りを欠場

日本時間7月30日、インディアンスはテリー・フランコーナ監督が体調面の問題により今季の残り試合を欠場することを発表した。フランコーナは今年1月から左足のブドウ球菌感染症に悩まされており、手術が必要とみられている。昨季は胃の不調によりシーズンの大部分を欠場。血栓により集中治療室に入っていたことも明らかになった。なお、今季の残り試合はベンチコーチのデマーロ・ヘイルが監督代行を務めることが発表されている。

フランコーナがシーズンの一部を欠場するのは昨季に続いて2年連続。2013年からインディアンスの指揮を執ってきたフランコーナだが、「インディアンス」としての最後のシーズンを完走することはできなかった(インディアンスは来季からガーディアンズに改名することが決定している)。インディアンスは今季ここまで99試合を消化して50勝49敗。残りの63試合はヘイルが監督代行としてチームを率いる。

昨季はベンチコーチのブラッド・ミルズがコロナ禍のシーズンを家族と過ごすためにオプトアウト(出場辞退)し、インディアンスはベンチコーチ不在でシーズンを戦った。そのため、フランコーナ不在の期間中は一塁ベンチコーチのサンディ・アロマーJr.が監督代行を務めていた。

監督代行に就任したヘイルは、三塁ベースコーチのマイク・サーボーを自身の代役としてベンチコーチに異動させ、外野守備コーチのカイル・ハドソンを三塁ベースコーチに任命している。

現在62歳のフランコーナはこれまでにフィリーズ(1997~2000年)、レッドソックス(2004~11年)、インディアンス(2013年~)で監督を務め、監督通算1752勝はトニー・ラルーサ(ホワイトソックス)とダスティ・ベイカー(アストロズ)に次ぐ現役3位の数字。レッドソックス時代の2004年と2007年にワールドシリーズ制覇を成し遂げ、インディアンスでも2016年にリーグ優勝してワールドシリーズに進出している。また、インディアンスの監督として2013年と2016年に最優秀監督賞を受賞した。

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