漂着物で作品作り 思い思いに海の生き物 うみまちアートと上越JC連動

 上越青年会議所(JC、岩崎敏久理事長)のcReATe委員会(宮本吉裕委員長)は7月31日、上越市西本町3の直江津ショッピングセンターエルマールで造形ワークショップ「つくろう!海の生きものたち~広がれ!直江津のまち~」を行った。

 同日、前日祭が開かれた「なおえつ うみまちアート」に連動、小学生が海岸の漂着物などを材料に海の生き物作りに取り組んだ。作品は3日まで直江津学びの交流館(同市中央1)に展示されている。

完成した作品は直江津のジオラマの好きな場所に設置

 次代を担う子どもたちに、デザインやアートを通して地域資源を見直してもらう目的で計画された。同じ直江津でうみまちアートが開かれることになり、宮本委員長は「同じような趣旨なので、協力し合いたい」と思いを話した。

 直江津の小学校を中心に募集し、午前と午後で40人が参加した。小学生を対象に「ヨリ・ミチ図工室」を開講している上越教育大の五十嵐史帆教授が協力、大学院生がスタッフとして子どもたちを手伝った。子どもたちは材料を切り、貼り付け、色を塗って思い思いの生き物を制作。会場に用意された直江津のジオラマに完成した作品を飾った。

漂着物や廃棄物を自由に使い、切って貼って色を塗る子どもたち

 小学3年生の吉澤洸希君は「材料を貼り付けるところが難しかったけど、思った通りの形に作れた。格好良く見える場所に飾った」と話した。

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