馬事公園を備えた諫早市小野島町の諫早ゆうゆうランド干拓の里に、使用済みの蹄鉄(ていてつ)を再利用した高さ約2.6メートルの馬のオブジェがお目見えした。
同市長田町の元鉄工所経営、アイアン雑貨&カフェ コントレイルの土取辰則さん(64)が、約500個を一つ一つ溶接し、約1週間かけて制作。飛躍する白馬をイメージした。蹄鉄で作ったハート形のパーツも1個、組み込まれている。
同施設は体験乗馬や馬術競技などの23頭を飼育管理。靴の役目をする蹄鉄は約40日を目安に交換している。大量に出る使用済み蹄鉄の再利用策として、これまで一部をお守りとして販売。その塗装を土取さんが請け負っていた縁でオブジェ作りを手掛け、完成品を寄贈した。
同施設駐車場出入り口そばに設置され、このほど関係者が除幕して完成を祝った。土取さんは「蹄鉄を使ったオブジェ作りは初めてだったが、建立してもらい光栄。このオブジェが干拓の里に大きな幸せを運んでくれることを願っている」と話した。
蹄鉄を再利用 馬のオブジェ 諫早の土取さん制作 干拓の里
- Published
- 2021/08/02 11:30 (JST)
- Updated
- 2021/08/02 16:20 (JST)
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