第18週の週間MVPは本領発揮のスプリンガーと7本塁打のボットー

日本時間8月3日、2021年シーズン第18週の週間最優秀選手(週間MVP)が発表され、ア・リーグはジョージ・スプリンガー(ブルージェイズ)、ナ・リーグはジョーイ・ボットー(レッズ)が選出された。今季からブルージェイズに加入したスプリンガーはアストロズ時代に2度受賞しており、自身3度目の週間MVP受賞。一方、7月の月間MVPにも選ばれたボットーは、2018年4月以来3年ぶり、自身6度目の週間MVP受賞となった。

スプリンガーは7試合に出場して打率.400(25打数10安打)、5二塁打、3本塁打、7打点、出塁率.516、長打率.960、OPS1.476の好成績をマーク。今季は故障もあって開幕からなかなか実力を発揮できなかったが、ようやく本領発揮の1週間となった。7月31日(現地時間)のロイヤルズ戦で通算40本目の先頭打者アーチを含む2本塁打を記録したが、先頭打者アーチを40本以上放つのはメジャー史上8人目の快挙。ブルージェイズの選手が週間MVPを受賞するのはブラディミール・ゲレーロJr.に続いて今季2人目となった。

ボットーは6試合に出場して打率.375(24打数9安打)、7本塁打、11打点、出塁率.448、長打率1.250、OPS1.698の好成績をマーク。7月24~30日(現地時間)にメジャー史上8人目となる7試合連続本塁打を記録し、この7試合で9本塁打を量産した。この期間中、「8安打連続本塁打」を記録したが、これは2001年にマーク・マグワイアがマークした「11安打連続本塁打」に次ぐメジャー史上2位タイの記録。また、7試合のスパンで9本塁打、15打点、6四球を記録するのは1998年のマグワイアに次いで史上2人目である。7月31日(現地時間)のメッツ戦で放ったライトへの大飛球はフェンス直撃のシングルヒットとなり、惜しくも8試合連続本塁打のメジャータイ記録はならず。レッズの選手が週間MVPを受賞するのはウェイド・マイリーに続いて今季2人目となった。

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