特殊詐欺で1600万円被害 上越署

 上越署は3日までに、上越市の60代女性から電子マネー約1600万円分をだまし取られる特殊詐欺(架空料金請求詐欺)被害の届け出があり、捜査中と発表した。

 同署によると6月中旬、女性の携帯電話に「本日中に連絡がなければ法的手続きを取る」という内容のショートメールが届いた。女性が記されていた電話番号に電話したところ、「未払い代金がある」「あなたの名前で外国で偽ブランド商品が売られており、賠償金を支払わなければならない」などと繰り返し要求され、7月下旬までに市内などのコンビニエンスストアで5回、計約1600万円分の電子マネーを購入、全てのIDを相手に伝えた。

 不審に思った女性が電話番号をインターネットで調べたところ、詐欺に使用されている番号と知り警察に相談し、だまされたことに気付いたという。

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