〈動画あり〉サメ食文化学ぶ 井部真理さん講師に 無印良品直江津

 上越市西本町3の無印良品直江津は7月31日、同所で「地元のプロに教わろう!名人ワークショップ」を開いた。1回目となる今回は郷土料理研究家の井部真理さんを講師に迎え、サメバーガーを調理して上越のサメ食文化に触れた。

 地元の名人から、地元の技を楽しく教わることを目的としたワークショップ。担当の五十嵐めぐみさんは「知ることで地域をもっと楽しめる内容にしたい」と意欲を見せる。今後も月2回程度、さまざまな内容で企画するという。

 同日は約20人が参加。同市のサメ食文化と歴史については、一印上越魚市場社長の尾崎徹さん、上越教育大教授の光永伸一郎さんが解説。江戸時代、当時の高田藩にとってサメはフカヒレが財源、身がタンパク源として貴重な存在だったこと、サメを日常的に食べるのは上越を含め全国で8カ所しかないことなどを説明した。

第1回は上越のサメ食文化について。郷土料理研究家の井部真理さんらが講師を務め、サメカツバーガーも作った

 後半は井部さんと参加者で、サメカツバーガーを調理。出来たてを頬張ると、子どもたちは笑みを浮かべて味わった。市内から長女と参加した中村莉香さんは「祖母の家で煮付けを食べたことはあったけれど、サメカツは初めて。手軽でおいしく、定番にしたいくらい」と話していた。

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