全国高校野球 組み合わせ抽選会 長崎商 初戦は熊本工 12日(第4日)の第1試合

第103回全国高校野球選手権大会組み合わせ

 第103回全国高校野球選手権大会(9日開幕・甲子園)の組み合わせ抽選会は3日、オンライン形式で行われ、出場49校の初戦の相手が決まった。5年ぶり8度目出場の長崎商は第4日の第1試合(12日8時)で熊本工と対戦する。
 相次ぐ逆転劇で長崎大会を制した長崎商は、1回戦で熊本工との九州対決が決まった。熊本工は1996年夏の決勝で、松山商(愛媛)に「奇跡のバックホーム」で惜敗するなど、何度も甲子園を沸かせてきた伝統校。組み合わせ決定後、両校の主将は互いの持ち味である「粘り強さ」を勝負のポイントに挙げ、健闘を誓った。
 第4日の第1試合(12日8時)の日程について、長崎商の西口監督は「ちょうど良かった。準備期間も最適」と歓迎。7月に練習試合でも対戦した相手に対して「守備から崩れないように基本をもう一回やって試合に入りたい。自分たちの野球を強気で貫きたい」と闘志を燃やした。
 前回出場した2016年は初戦で山梨学院に3-5で敗れた。今回で8度目の夏の甲子園だが、最後の勝利は69年前までさかのぼる。主将の青山は「1試合でも多く試合ができるように、最後まで諦めずに粘り強く戦う」と意気込んだ。

オンライン抽選会に臨んだ長崎商の青山主将

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