アイエムタクシー(上越市大和6、牧野章一社長)はお盆に合わせ、タクシー乗務員による墓参り「随行」や、清掃・墓参「代行」サービスを始める。初の試み。坂原悟専務は「新たなサービスで、お客さまに安心してお盆を迎えていただきたい」と話している。
社内にプロジェクトチームを設置し、女性乗務員や寺院の住職を務める男性乗務員ら4人で検討。コロナ禍で帰省が難しくなっている情勢や地域内の高齢化を踏まえ、多角的な視点から事業を組み立てた。
「随行」は、自家用車の運転が不安な人、荷物を抱えての墓参りが困難な人らを対象に、利用者の自宅と霊園・墓地を往復。乗務員が簡単な清掃も手伝う。「代行」は利用者に代わって簡単な清掃を含む墓参りを行う。寺院や墓の位置を事前確認し、見積書を作成。運行実施後、報告書を送付する。
同社は昨年7月、北陸新幹線・上越妙高駅東口に待合所兼観光案内所の「アイエムタクシーラウンジ」を開設し、100種類の観光コースを案内。今後、同施設活用のプロジェクトチームも設置し、新たな企画を練る。坂原専務は「移動のプロとして、付加価値の一つに墓参りサービスを考えた。今後もお客さまに喜ばれるサービスを追求したい」と力を込めている。
いずれも同社ホームページ(http://www.imtaxi.com/)の申し込みフォームから、運行5日前までに予約する。料金やオプションなどの問い合わせは同社(電025・523・3188)へ。