「横須賀生まれ」の軍艦を資料で紹介 市立中央図書館

「横須賀生まれの戦艦展」で展示される写真や絵はがき=横須賀市立中央図書館

 明治から昭和にかけて横須賀海軍工廠(こうしょう)で建造された軍艦を絵はがきなどの資料で紹介するミニ展示会「横須賀生まれの戦艦展」が9月14日まで、横須賀市上町の市立中央図書館で開かれている。観覧無料。

 展示されているのは、「薩摩」「河内」「比叡」「山城」「陸奥」といった軍艦の絵はがき約30枚と、乗組員から寄贈された陸奥などの写真約10枚。船から引き揚げた部品や海軍の資料なども紹介する。

 「戦争で沈んだ軍艦もあり、その歴史をたどることで平和の大切さを感じてほしい。横須賀海軍工廠についても知ってもらえれば」と同館は話している。

 同館では市史の編さん過程で寄贈された資料のデジタル化を進めており、軍艦の絵はがきは市立図書館ホームページのデジタルアーカイブで11月28日まで公開している。9日を除く月曜と10日休館。問い合わせは同館郷土資料室、電話046(822)2077。

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