イエナプランスクール大日向小学校に見る「教育移住」という選択 | 今週の気になる地方移住ニュースまとめ

地方移住クリップは、地方移住に興味関心のある方ならどなたでもご参加いただけるコミュニティです。Facebookグループで運用されており、平日毎日、地方移住に関する様々なトピックを配信しています。現在約1600人を超える方が参加しています。

この記事では、7月25日から8月7日の間に配信された内容を元に、トピックを振り返っていきます。

地方移住クリップを見る

子どもの教育のための移住

— 異例づくめのオリンピックも無事に閉幕を迎え、8月になりました。子どもたちは夏休みの真っ最中ですね。遠出の旅行や帰省がしにくいこのご時世、家でお子さんに向き合う時間が増えているご家庭も多そうです。

大都会の部屋の中で閉じこもっているよりは、大自然の中でのびのびと過ごさせてあげたいという気持ちにもなりますよね。こう自粛生活が長引くと、地方移住を検討しようというファミリー層が増えるのも頷けます。

— お子さんをお持ちのご家庭にとっては、移住先での「子どもの教育」は大きな懸案事項のひとつ。今回は、PRESIDENT Onlineからこんな記事を見てみましょう。

ニュース記事:「生徒の76%が移住者」入学希望が殺到する”長野県の小学校”の授業内容

こちらは、2021年で開校3年目を迎えた「学校法人茂来(もらい)学園 大日向(おおひなた)小学校」に関する記事です。大日向小学校は日本初のイエナプランスクールとして注目を集めています。

— 「イエナプランスクール」とはどのような学校なのでしょうか。

ドイツのイエナ大学の教育学教授だったペーター・ペーターゼンが創始した学校教育です。チャイムも時間割もなく、クラスも異年齢の合同クラス。子どもを中心に据え「子どもに学び方を委ねる」教育法として注目を集めています。この最先端の教育を子どもに受けさせたいと希望する移住者が集まってきているのです。

2022年春には広島県福山市に同じイエナプランの小学校が、岩手県には創立450年のイギリスの名門校傘下の「ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン」の開校が予定されています。そのほかにも長野県初の幼小中一貫学校「軽井沢風越学園」や、国際バカロレア認定校、シュタイナー教育の認定校など、特色ある教育を掲げた学校が続々と地方で開校している印象です。

— 多様な学びの場を求めて地方へ移住する層は、今後も増えていきそうですね。

これまでは主に英語教育を目的とした海外への「教育移住」にスポットライトが当たっていましたが、これからは国内の「教育移住」にもより注目が集まっていくでしょう。子どもへのよりよい教育環境を求める「教育移住」はこのコロナ禍、さらに加速していきそうです。

「Facebookグループ」を活用した移住の情報収集、意見交換の流れ

— さて、次は、最近自治体に増えてきているSNS活用法の紹介です。

ニュース記事:先輩移住者と自由に交流して 岡山県公式FBに新コーナー

自治体の公式フェイスブック上で、先輩移住者らと移住希望者が自由に交流できる「Facebookグループ」を利用したこのスタイルは最近多くなってきています。愛媛県公認の「えひめダイアリー」もそのひとつ。ユーザーが気軽に利用しやすい双方向のメディアで、コメントのやりとりも活発。移住のリアルを肌で感じられるのがメリットです。

— なるほど。行政の窓口ではなかなか聞けない話題を直接聞くことができる気軽さ、とっつきやすさがポイントなのかもしれません。直接現地に赴くチャンスが少なくなる中、このようなオンライン上でのやりとりのバリエーションが増えるのはよいことですね。

地方移住の全体像と、細部に渡った参考になる情報を、地方移住クリップでは引き続き皆様にお届けしていこうと考えています。

地方移住クリップを見る

The post イエナプランスクール大日向小学校に見る「教育移住」という選択 | 今週の気になる地方移住ニュースまとめ first appeared on Nativ.media | 地方移住・関係人口創出のプラットフォーム.

© ネイティブ株式会社