エンゼルス・サンドバル今季終了か キンターナが再び先発へ

日本時間8月19日、エンゼルスは左腕パトリック・サンドバルを左腰椎のストレス反応で10日間の故障者リストに登録したことを発表した。ジョー・マドン監督によると、戦列復帰のメドは立っておらず、今季終了となる可能性もあるという。現在24歳のサンドバルはメジャー3年目の今季、17試合(うち14先発)に登板して87イニングを投げ、3勝6敗1セーブ、防御率3.62、94奪三振をマークするなど、ブレイクの兆しを見せ始めていた。

マドンはサンドバルの状態について「腰の問題だ。前回の先発のあとに彼を悩ませるようになった。いくつかの検査を受けさせた結果、今のところは彼をシャットダウンしなければならない。私が知っているのはこれだけだ。珍しい故障だから情報を集めている最中だよ」とコメント。サンドバルは前回登板で速球の平均球速がシーズン平均よりも2.2マイル低下していたが、腰の不調が影響していたかどうかは不明である。

サンドバルの次回登板は日本時間8月20日のタイガース戦が予定されていたが、故障者リスト入りしたことにより、左腕ホゼ・キンターナが日本時間5月31日のアスレチックス戦以来となる先発のマウンドに立つことになった。メジャー通算83勝、2ケタ勝利4度の実績を誇るキンターナだが、今季は開幕からの9先発で0勝3敗、防御率7.22と大不振。左肩の故障から復帰したあとはブルペンに回っていた。

マドンはキンターナについて「彼は我々が求めたことをすべてこなしてくれている。リリーフでの登板機会を与えてきたが、大半の登板では本当にいい仕事をしてくれた。私がこれまでに見てきたなかでベストに近い状態であり、先発する準備はできていると思う」とコメント。「彼は再び先発するチャンスを欲しがっていた。(サンドバルの故障により先発に復帰する)条件が整ったんだ。彼はこの機会を勝ち取ったんだよ」とカブス時代の教え子でもあるベテラン左腕への期待を口にした。

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