玉袋筋太郎、千葉真一さん本人の解説付きで観た『魔界転生』の思い出語る「もう最高でしたよ!」

20日放送の『金曜たまむすび』(TBSラジオ)で、お笑いコンビ・浅草キッドの玉袋筋太郎が、新型コロナウイルスによる肺炎で19日に亡くなった千葉真一さんとの思い出を語った。

番組では、玉袋が「千葉真一さんがね、もう亡くなられてしまった。しかも、コロナだったということで。いやいやいや、もう日本を代表する世界的なスターですから」と千葉さんのことを話し始めた。

玉袋は赤坂で、「スナック玉ちゃん」を経営しているが、その関係で千葉さんと会う機会がたまたまあったそうで「隣にね、ある大物俳優さんの息子さんもスナックをやっていて、12時半ごろ、ベロベロになっちゃっていたんですよ、自分の店で俺ね。そしたら隣のその人が来てさ、『玉ちゃん! どうしても会わせたい人がいるから店、来てくれよ』って」と語った。

その会わせたい人が千葉さんだったそうで「ひとり、奥にいるんですよ。その人が千葉真一さんだったんですよ! もう帰ろうと思ったのに、そこから始まったのが千葉真一さんを目の前に、千葉真一さんの代表作と言ってもいいでしょう。『魔界転生』という映画があるんですけども。始まりから終わりまで一緒に見るっていう」と千葉さんや沢田研二が出演し、深作欣二氏が監督した同作出演者による解説が始まったという。

そのときの千葉さんの様子を玉袋は「もう全部、千葉さんの解説入りだから。『このときは深作がああ言った、こう言った』とか。そういう話をしながら」と初対面にも関わらず細かく話してくれたと回想した。

同作といえば、ラストシーンで炎上する城の中での、千葉さん演じる柳生十兵衛と、若山富三郎さん演じる柳生但馬守の殺陣シーンが伝説となっているが、やはり千葉さんと一緒に鑑賞した際もそのシーンが一番盛り上がったようで玉袋は「燃え盛る江戸城の中で戦うんですよ。その撮影が日本映画史上、最高の殺陣、最高の炎上シーンと言われていて。実際に京都のスタジオの中に城のセットを作って、それを燃やしちゃって。その中で沢田研二さんとか、千葉真一さんとか…、若山富三郎さんが柳生但馬守なんですよ。その殺陣をもう、解説入りで見ちゃって…。もう最高でしたよ!」と感想を語った。

ちなみに、隣のお店の店主について玉袋は「若山富三郎さんの息子だったという」と明かしたのだった。

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