沖縄県は20日、米軍関係者30人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1月以降、1日当たりの陽性者数が2番目に多かった。県が米軍に感染状況を問い合わせたところ、「最近の陽性者の3分の1はワクチン接種後に感染している」との回答を得たという。基地内で接種完了後に陽性となる「ブレークスルー感染」が広がっている可能性がある。 （1面に関連）
8月の米軍関係の新型コロナ陽性者は、20日までに計257人となり、7月の陽性者数197人を上回った。1週間ごとに見ると1～7日は52人、8～14日は92人、15～20日は113人だった。
米軍嘉手納基地は13日、ホームページや会員制交流サイト（SNS）で「基地外での行動ガイド」の表を示した。ワクチン接種済みでもカラオケやバー、映画館などの利用を控えるよう呼び掛けている。
【関連ニュース】
▼沖縄の接種なぜ最下位？ 供給不足だけなのか
▼マスクなしで会話、違法駐車…沖縄・人気ダイビングスポットの今
▼沖縄のロックダウン「検討必要」と厚労省有識者座長
▼宮古島コロナ世界最悪級「来ないで」 市長が強い要請
▼ランチでドライブで披露宴で…陽性者が急増する沖縄のコロナ感染7例
▼休業非協力は最多493店に…沖縄コロナ拡大の「複合要因」とは
▼なぜ？病院クラスター死者64人に「ベッドすら動かせず」
▼【ひと目で分かる】沖縄のコロナ感染状況
