本場仕込みのバインミーを堪能♪ベトナム料理専門店「ダンキ(DanKi)」が心斎橋にオープン!

なかなか遠出しにくいけれど、少しでも旅行気分が味わえないかなぁ…とそんなふうに思ったら、2021年6月12日、心斎橋にオープンしたベトナム料理専門店「ダンキ(DANKI)」がオススメ!

ベトナム出身のキャウさんとヴォさんご夫妻が、本場の味をそのまま再現した料理を作るので、ベトナムに行ったことのある人なら、「ベトナムで食べたあの味!」っと思わずタイムトリップしてしまうかも。

行ったことのない人も、異国情緒たっぷりな味わいに、ベトナム旅行気分を満喫できるはず。

特にオススメなのが、全部で5種あるバインミー。

パンは腕のいい職人さんに特注し、チャーシューやパテといった具材のほとんどをお店で作っています。

しかも5種それぞれ異なる特製ソースで味付けしているというこだわりぶり。

そう聞いただけでも絶対おいしい!と思えてしまいますよね☆

心斎橋で楽しめる本場ベトナムの味

お店の前

大阪メトロ「心斎橋駅」を下車。北5出口の階段を昇り、本町方面へ向かって北へ。

ベーカリー「き多や」を右手にし、ちょうどその斜め向かいを見ると「DanKi(ダンキ)」があります。

訪問時は、お店前にベトナム料理「バインホーイ」の写真を載せたメニュースタンドが立ててありました。
(バインホーイ:俵型に巻き上げた極細のビーフン麺に、豚肉や野菜を添えた伝統料理)

バインミーだけでなく、ベトナムで親しまれる本場料理も楽しめるようです◎

明るくて暖かな「暖気(ダンキ)」をイメージした店内

店内のようす

二人掛けのテーブル席をメインにした店内。

木目と白を基調にしていて明るい印象です。

壁面や卓上には、ベトナム名物「フォー」の原料となるお米の稲穂がさりげなく飾られていました。

オーナーのキャウさんは、日本語を勉強するためベトナムより5年前に来日し、その後日本の人にベトナム料理の美味しさを知ってほしいという想いから、今年6月このお店「ダンキ(DanKi)」を開業させたんだそう。

現在は、奥さまと2人でお店を切り盛りしながら、近隣の会社員の方や日本語学校の生徒さんに親しまれる評判のお店になっています。

ところで「ダンキ(DanKi)」という店名、聞き慣れない言葉ですが、ベトナム語なんでしょうか?

キャウさん:「じつは日本語です。『ダンキ(DanKi)は、『暖気』のことです。あたたかいお店にしたくてこの言葉を店名に使いました。』

なるほど!「暖かい気」を指す「ダンキ」なんですね。

キャウさんの人柄にもホッとしたあたたかい雰囲気があって、お店の名前そのものという感じがします。

イチオシはボリューム満点の「スペシャルバインミー」

スペシャルバインミー

キャウさん「お店の1番人気は『スペシャルバインミー』です。チャーシュー、ハム、鶏肉糸、パテ、キュウリ、大根のなます、ニンジン、パクチー、ネギをサンドして、『スペシャルバインミー』専用のソースで味付けして仕上げます。パンに塗った少し黄色いバターはベトナムのものです。ハムもベトナム食材店から仕入れています。チャーシューとパテは自家製です^^」

「スペシャルバインミー」に、生春巻き(または揚げ春巻き)とソフトドリンクをセットにした「スペシャルバインミ」(1100円)の用意もあります。(単品よりお得ですよ◎)

勢いよく飛び出しているパクチーの緑が鮮やか。

ハムや焼き豚もたっぷりサンドされています。

細くひも状になって見えるのが、ベトナムで親しまれているという「鶏肉糸」。

ササミ肉を細く割き、お店の特製ソースで軽く味付けしてあります。

スペシャルバインミー断面

具材をたっぷり挟んだパンは、そのボリュームと重みで後ろにコロンと転がりそうなくらい。

キャウさん「パンは、近くのパン屋さんに頼んでいます。小さい頃からベトナムで食べてきたバインミーのパンと同じ味わいを表現したくて、オリジナルレシピで作ってもらっています。DanKi特製のパンです!」

食べる直前に焼き直すパンは、表面がパリパリ!歯を入れると、高めで軽快な音を立てて割れていきます。

クリスピーな外側に反して内側はフワフワ。

このコントラストが心地いいです。

具材を受け止めるしなやかな弾力もあります。

それでは大きく口を開けてガブリ。

自家製ソースの甘辛いコク、パクチーの香りと爽やかな苦味、パテのなめらかな舌ざわり、焼き豚からしみ出す塩味と旨味、大根と人参のなますの優しい酸味。

ひと口頬張っただけで、五味がパワフルに迫ってきます。

身体の内側にある英気がパッと目を覚まして、食べ進めるごとに活力が湧いてくる、そんな感じの味がします。

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