「なおえつ うみまちアート」の船見公園周辺海岸会場の作品、「そらのみなと」の展示が21日から再開した。
作品は波打ち際にステンレス製の容器96個を設置、潮の満ち引きで容器に入った海水が映す空の変化を楽しむコンセプトとなっている。土台は砂浜に埋めて固定しているが容器は荒天時に取り外せるようになっている。台風9号の影響で9日から展示を中止していた。
台風通過後も降雨が続いて海水が濁り波の高い状態が続いたため、回復を待って復旧を開始した。台風の影響で砂浜の地形が変わっていたため、陸側にある約30個を再設置して展示を再開した。
同イベントのキュレーター(学芸員)、鈴木潤子さんは「来場者にも自然にも負荷が掛からないよう点検しながら復旧している。約30個だが、夕日を映すという特色が回復できたと判断した」と説明した。