架空取引持ち掛け、1200万円不正取得か 藤沢の屋根メーカー、元社員を懲戒解雇 

 屋根メーカーの元旦ビューティ工業(藤沢市)は23日、元社員が下請け会社に架空の取引を持ち掛け、約1200万円を不正に得ていた疑いがあると発表した。21日付で元社員を懲戒解雇処分とした。

 今後、第三者の調査委員会を設置して刑事告訴を検討する。

 同社によると、元社員は2019年4月から今年4月にかけて、実態のない取引を下請け会社に発注。総額約1200万円を個人的な借金の返済に充てていたという。

 借金の借入先からの連絡で発覚し、社内調査を行っていた。

 同社は「関係者の皆さまに深くおわびする。詳細な事実関係を確認し次第、発表したい」としている。

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