クラフトビール移動販売店を開業 元地域おこし協力隊の村上一弥さん 今春独立 キターレなどで美酒提供

 糸魚川市地域おこし協力隊の隊員を3年間務めた糸魚川市平牛の村上一弥さん(54)が今年4月に独立し、新規事業としてクラフトビールの移動販売店「Backyard Camping(バックヤード キャンピング」を営業している。

 横浜市から移住した村上さんは、平成30年4月1日に同隊員に採用され、「糸魚川なりわいネットワーク」の事務局コーディネーターに就任。首都圏の販路拡大、地域ブランド創出などの業務に当たってきた。

 昨年7月、糸魚川商工会議所1階になりわいネットワークの直売所「わいわいマーケット」が開店し、その店長を務めてきた。

 この間に糸魚川創成塾(第1期)を受講し、創業起業について学んだ。今春に独立、民間事業者としてなりわいネットワークの収益事業運営業務を受託している。

 クラフトビール店は当初、固定店舗での営業を想定していたが、コロナ禍の影響を受け計画変更。移動販売車のフットワークを生かし、各種イベントなどで出張販売している。

移動販売車でクラフトビールを提供する村上さん

 「クラフトビールの文化を気軽に楽しんでほしい」と村上さん。将来的に「糸魚川産の地ビールが造れれば」と夢を抱く。自ら目利きした国内外の銘柄を、季節や雰囲気に合わせ品ぞろえ。ノンアルコールビールも提供し、キャッシュレス決済に対応している。

 次回は27日午後5時から同8時ごろまで、28日午後1時から同8時ごろまで、駅北広場キターレに出店予定。問い合わせは村上さん(電090・1539・6209)へ。

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