パイレーツが豪快な逆転勝ち 筒香嘉智は代打で4号2ラン

【カージナルス7-11パイレーツ】@PNCパーク

パイレーツは先発のミッチ・ケラーが3回までに7点を失い、6回終了時点で4点のビハインドを背負っていたが、7回裏に打者13人を送り込む猛攻。イニングの先頭打者から8人連続で出塁して一挙8点のビッグイニングを作り、11対7で逆転勝利を収めた。逆転でのワイルドカード獲得を目指すカージナルスは投手陣が大誤算。特に4番手ヘネシス・カブレラは6人の打者と対戦して6連打を浴び、アウトを1つも取れないまま6失点でマウンドを降りた。

ノーラン・アレナードの26号2ラン、エドムンド・ソーサの4号2ランなどでカージナルスにリードを奪われたパイレーツだったが、7回裏に無死1・2塁のチャンスを作り、カージナルスは4番手カブレラを投入。しかし、パイレーツはマイケル・チェイビス、ブライアン・レイノルズ、コリン・モラン、ウィルマー・ディフォーの4連打で同点に追いつくと、グレゴリー・ポランコが2点タイムリー二塁打を放ち、一気に試合をひっくり返した。さらに代打の筒香嘉智が4号2ラン。八者連続出塁で8点を奪う豪快な逆転劇を締めくくった。

筒香はパイレーツ移籍後10試合で早くも4本目の一発。しかもそのうち3本は代打で放ったものであり、代打では4打数4安打、1二塁打、3本塁打と驚異的な成績を残している。シーズン3本の代打本塁打は日本人選手では初めて。今季メジャーで最多の代打本塁打を記録しているのはパブロ・サンドバル(4本)であり、筒香はあと1本に迫っている。1打数1安打2打点の活躍で今季の打率は.185、OPSは.604となった。

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